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マジ・コミュニケーション計画概要

「分かりあうこと」を恐れてきた人間の第一歩を踏み出した記録

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私は、この実験においてコミュニケーションを「自分の好きなことや日々考えていること」などを言葉にしたり可視化したりして相手に伝えることだと考えた。それをするためにまず、自分のことをより深く、深層まで知る必要があると考えた。 そこで中学時代から書き続けている10冊のノートに加えてメモや詩などを学習させ、自分のフィルターがかかった日常の捉え方を改めて観測しようとした。 今回の実験においては、チューニングがうまくいかず、会話が成立しなかったが、これの行き着く果てではきっと、あなたと私で「マジ」のコミュニケーションができるはず。

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蟹行脚 鴨川への入水

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男は、蟹にならざるを得なかった。 あるラーメン街道の一軒で、全身の毛穴が茹で上がった。 渋谷バイク通り魔殺人事件。 あ、もう一人の俺。確かにそう思った。 動揺を隠すために、とにかくメンマを齧る。しかしニンニクの隣に置いたスマホはなんだか楽しそうにのたうち回っている。上司だ。はらわたが煮えくえってくる。登録名「カニ味噌くそ野郎」に、ラインで「辞めます。ごめんなさい。」と伝える。もうどうでもいいんだからあんなの。ブロック寸前で「は?」と目の痛い返信にやられる。男はずいぶんと視力を弱めた。絶望にはまだ浸りきれていなかったが、とりあえず車に飛び込みたい気分であった。死の。通りかかった交差点の音だけを頼りにゆっくり近づいていく。あと一歩のところでサイレンがギィーッと叫ぶ。男は立ち止まった。そう簡単には死なせてもらえない。ようやく絶望を感じられた。嬉しかった。 それから三年、晴れた日の沈み始める時間にだけ出かけるようになった。いつものように、家から40分先のブランコに後頭部をぶつけにいくのだ。どうやら近所の小学生の話題になっているらしいが気にも留めない。 ガンガンガン。ガンガンガン。 やわな頭が硬くなっていくことに苦悩を感じずにいられない。このゆかりのない住宅街に響かせる木の乾いた音もまた心地良かった。それから、遠心力で還ってくるブランコに、ガン。この夕日が沈むまで一心不乱にブランコを突き飛ばす。 ヒュ〜、ガン・ガンガン・ ガン、ガガガーン。ガガン。ガギギギ。あぁぁぁぁああ。・・・。ぐちゃぐっちゃぁぶにゅぶびゅぶにゆう! 脳の味噌の色々な物があたりに吹き飛んでしまった。そして左右に3本ずつ足が生える。ついに男はガリガリと歩き出した。 真夏のボンネットもかまわず渡っていった。 そこに、一切の意思はなかった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 女も、蟹にならざるを得なかった。 沢山の男とセックスをした。誰かとナニカになりたかった。女はひとしきり髪の毛を束ねるが、左右対称、前髪を一本ずつ垂れ流す風貌であった。アイドルにはハマれなかった。特にコンプレックスがなかったのだ。せっかくの悩める脳があっても「悩む」という快楽を享受できなかった。その女は何かになりたかった。 いつものように股を開いていた女は、イっている隙に、ふと思いついた。蟹だ。今夜は蟹でやってみるか。そんなことを考えていたら久しぶりに笑っていた。不思議な喜びだった。母の子宮は蟹味噌でできていたのかもしれぬ。そうして前世でカニだった私は人間として生まれる時、両足を丁寧に織り込んだのかもしれぬ。きっとそうだ。私はずっとこれになりたかった。

ヒトが前後に進むのに対して、カニは左右に動く。正面に歩いていくのが常識の社会で、横に歩いてみるのはどうだろう。そんな疑問から我々は蟹になった。先の障害物を完治するために踏み出す足先は鋭敏になり、水を求めて彷徨うために必死になり、人間の視線などどうでも良くなる。 ーーほんの少し日常からルールをずらした時に感じたあの感覚は何だったのか。私たちは蟹になることに何を見出したのかーー 共作でZINEを作りました。 私はコラージュを担当しています。 共作:やまひょー 協力:まのん、ソラ 撮影:小幡

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FEEL IT INSIDE

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動くことの最小単位とはなんだろうか。

人間の中にある細胞は、生きて増えて死んでいく。同じように人間は生まれて増やして死んでいく。最小の「動く」という機能を与えられた細胞たちで構成される人間は性食睡眠欲の3つを軸に日々を生きてゆく。

この世には多種多様な生物が存在するが、私たち生き物は皆一様に終わりを迎えるのだ。

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